Tuesday, May 5, 2020

MIDI2LR を使って nanoKONTROL2 を Lightroom 6.14 の編集用コントローラーとして使用する


MIDI コントローラーを Lightroom の編集に使用できるようにする MIDI2LR というものを遅ればせながらつい最近知ったので、MIDI コントローラーを購入して設定してみました。
設定が落ち着いてきたのでメモしておきます。
使用環境

  • Lightroom 6.14
  • MIDI2LR 3.4.10.0
  • MIDI コントローラー KORG nanoKONTROL2

nanoKONTROL2 にしたのは安かったからです。
ノブがエンドレスで回転するものの方が使いやすいとの話だったのですが、まあ、お試しだしこれでもいいかなと。結果としては結構満足しています。
nanoKONTROL2にはシーン機能はないですが、MIDI2LR で Profile の変更ができるので、シーン機能のようなことができます。結局現在はプロファイルを5個切り替えて使っています。
設定の方法等はいろいろな人が書いているのでそれを参照していただくとして、困ったこととそれの対応だけ書いておきます。

LEDが点灯しない

nanoKONTROL2 のスイッチには大部分LEDが内蔵されているのですが、普通の使い方だとうまく点灯しません。そこで次の方法で点灯させるようにしました。

  • nanoKONTROL2 の LED の点灯方法は External にする
  • MIDI2LR のアプリケーションの LR_IPC_In.cpp を書き換えて Exposure の値が MIDI に返される時などに LED を ON/OFF するための 信号も送付するようにする

Rating, Flag, Color Label はそもそも更新されても MIDI に送られない

Lightroom Plugin SDK の仕様のようなので、以下の変更をしました。

  • Client.lua の下のあたりに Develop の Tool が変更されたのを監視している部分があるので、そこに Rating, Flag, Color を読み込む部分を追加して、MIDI2LR アプリケーションに送る
  • MIDI2LR アプリケーションではそれを受けてMIDI に LED ON/OFF を送る

最初は Exposure なんかの他の値が更新された時に同時に Rating 等を調べて送ってみたのですが、NextPhoto した後に GetRating とかしてもひとつ前の写真の値が返ってきたりして、安定せず、結局ポーリングすることにしました。
そもそもキーボード側で"2"かなんか押して Rating 変えても AdjustmentChangeObserver には何も返ってこないので、ポーリングするしかないです。
ソースも公開されていて、Mac では Xcode でアプリケーション部分のコンパイルができます。プラグイン部分はプラグインSDKをダウンロードしなくても、公開されているソースの Client.lua を変更して、Pluginの中におけばいいです。

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